テキストサイズ

only one【完】

第9章 逃げ道

「…触れて欲しい」





そう言うと、高木さんの熱を帯びた瞳が私を捕らえる。











「もう…
止まらないからな」










高木さんがそう言ってから、唇を重ねた。



チュッとわざと音を立てて一度離れた高木さんは、
私の上唇を噛んでから下唇を舐め、角度を変えながら、私の中を激しくかき混ぜる。




キスをしているだけなのに、頭の先からつま先まで感じてしまう。





高木さんの手が私のブラを外し、直接触れた。
ヒンヤリとした手に、ビクッと反応してしまった。



徐々に熱を持っている私の体から、高木さんの手に熱が伝わって行くように、

高木さんの手も温かくなって行った。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ