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only one【完】

第3章 俺様

五郎と行くはずだった、何時もの居酒屋。



今日は高木さんの愚痴をたっぷり言うはずだった。



思い切り飲んで、笑って、楽しい時間のはずだった。










「とりあえず生3つ」










何故か、私と五郎は並んで座り、目の前には高木さん。









「邪魔して悪かったな」



「あっ…はぁ…」





ため息混じりに、曖昧な返事をして、横に居る五郎に助けを求める。





「邪魔だって分かってるなら、帰ってもらえます?」





五郎はちょっと睨むように、高木さんを見るけど、高木さんは全く気にもせず、寧ろ五郎のことを気に入った的な態度で





「威勢がいいな」





と笑いながらタバコに火を点けた。



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