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only one【完】

第3章 俺様

「やっと帰った」





五郎はグラスを持ち、高木さんが座っていた場所に移動して、大げさに「疲れた」と伸びをして笑って見せた。






「疲れたのはこっちだよ!五郎も高木さんも話さないし」



「俺があぁ~言うタイプ苦手だって、お前分かってんだろう」



「はぁ?知らないよ」



「知らねーの?!」








五郎は当たり前のように言うけど、知るはずないじゃん…

彼女でもあるまいし…









高木さんが帰ってから、一時間ぐらい五郎とくだらない話をして、今日はおひらきにすることにした。



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