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only one【完】

第13章 始まり。

隆史もそれに答えるように、私の背中に腕を回し強く抱きしめてから、
何度も、何度も、舌を絡めてくる。






初めから分かっていたこと………



何かがあるたびに、昔と比べてしまう。



それは比較するに値しないくらい、今は幸せだけど…


隆史はそのたびに、こうして謝るんだろう。


そして、私はそのたびにそんな隆史に胸を痛めるだろう。




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