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only one【完】

第3章 俺様

「今日から半年よろしく」






そう言ってみんなに挨拶をしたのは、本社から来た"高木優也"この雑貨屋には不釣り合いの、27才のいい男。




それ以上にバリっと着こなしているスーツ姿。




恋愛リハビリ中の私でも、パッと目を惹く感じだった。




そんな高木さんに……




「松川。ちゃんと笑顔で接客しろ」



「すいません」





「松川。あそこのディスプレイ直しておけ」



「はい」








高木さんが来て一週間。





"親の敵"
的な感じで、何かにつけて私を注意してくる。





おかげでバイトの時間は、ヒマをすることが無くなった。



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