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only one【完】

第8章 悪戯

「五郎さんも晶さん一筋だったのにね~」



なんてグラスのお酒を飲み干して、五郎にニッコリ笑っている。



五郎は…



「まったくだよな」



ちょっと不機嫌そうに笑っている。



その顔をチラッと見て、安心する自分がいた。


五郎も先に進んでほしい。
私が高木さんと付き合っているように…


なんか高木さんに会いたいなぁ~




「ちょっとトイレ」



私はそう言って、携帯を握り締めてトイレへと向かった。



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