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補習の常連さん

第4章 御泊まり

勉強を終えると少しの沈黙が出来た。
俊助はどうしたらいいのか分からず、そのまま椅子に座る。
ちらりと見目先生を見るとパチっと目が合う。

「俊助さ」
「はい!」

いきなり名前を呼ばれた事にビックリしてしまった。

やべ、声裏返ったよ…

慌てて口を抑え見目先生を見る。
見目先生は大丈夫か?と笑いながら言ってきた。
俺は大丈夫と首を縦に振る。

「俊助さ。お風呂とか、どうする?」
「お風呂、ですか?」
「そう。入りたい?」

え、そらゃあ入りたいけど…

「どっちでも」
「そうか。どうしよっかなー」

見目先生は少し考えながら俺を見詰めた。

「??」


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