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補習の常連さん

第2章 補習

分からない問題でも答えを出すことは出来る。
だけどその答えが正解になることは殆どとして無い

「何問か解けたか?」

先生は職員室から戻ってきた。
何やら俺がやるであろう数学のプリントを持って。

「一応出来た」

「どれ、見してみ」

プリントを渡して少しニヤっとする。
なんでって、そんなの解いた問題があっていないと分かっているから。

見目先生はプリントを見ながら溜め息を付いた

「どうしてこうなんの。全部違うからやり直し」

凄く恥ずかしい。
そんな自分にニヤけてしまう。
先生は呆れた顔をして俺を見る。だから…
ニヤけちゃうんだ.....。

そんな風に恥ずかしいのを先生を使って言い訳

俺何やってんだろう―――――

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