補習の常連さん
第2章 補習
親切に教えてくれるんだ
最初だけは―――――――――――
「だから違う。何でそうなんの?」
「えっと、二時間半だから............125?」
先生はやれやれと言い左手を額に当てた
「問題文をちゃんと読め
時速60Kmで2時間半走って目的地に着いたんだぞ?
2時間半は式に直したらいくら?」
問題文読んでの答えなのに.........。
もうだめかもしれない。
先生の言っている言葉をまず理解しないと。
だけどなんのヒントにもなってないよ
俺は懸命に教えてくれる先生の説明すらも
まともに理解する事が出来なくて首を傾げるばかり
「もういい。
式の答え教えるから頭に叩き入れろ
時速60Kmで2時間半で目的地に着いたんだろう?
目的地までの距離を求めているんだから式は60×2.5だ。後は計算して答え出してみ」
なんで2.5になるんだろ―――
頭の中ではこの疑問で埋め尽くされていた
まあいいや
式さへ解れば後は出来る
期末テストに出てきた問題と全く同じ問題が出るらしいから暗記すればいいだけの話でもあるんだけど
数学なんて暗記出来る教科じゃない
暗記するのが嫌いな俺でも
答えを暗記することならまだ頑張れるけど
流石に式まで暗記となったら俺の頭がパンクするよ
最初だけは―――――――――――
「だから違う。何でそうなんの?」
「えっと、二時間半だから............125?」
先生はやれやれと言い左手を額に当てた
「問題文をちゃんと読め
時速60Kmで2時間半走って目的地に着いたんだぞ?
2時間半は式に直したらいくら?」
問題文読んでの答えなのに.........。
もうだめかもしれない。
先生の言っている言葉をまず理解しないと。
だけどなんのヒントにもなってないよ
俺は懸命に教えてくれる先生の説明すらも
まともに理解する事が出来なくて首を傾げるばかり
「もういい。
式の答え教えるから頭に叩き入れろ
時速60Kmで2時間半で目的地に着いたんだろう?
目的地までの距離を求めているんだから式は60×2.5だ。後は計算して答え出してみ」
なんで2.5になるんだろ―――
頭の中ではこの疑問で埋め尽くされていた
まあいいや
式さへ解れば後は出来る
期末テストに出てきた問題と全く同じ問題が出るらしいから暗記すればいいだけの話でもあるんだけど
数学なんて暗記出来る教科じゃない
暗記するのが嫌いな俺でも
答えを暗記することならまだ頑張れるけど
流石に式まで暗記となったら俺の頭がパンクするよ