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久恋。

第6章 夢。



―――

『和夢、俺…

お前が好きだ!』



放課後の教室。
中学生の真が目の前で顔を真っ赤にして立っている。


…心臓がバクバクして痛い。

どうしよう。
顔が熱いよ…


私も真君が好き。
誰よりも大好き。


だけど、口から出てきたのは、


「ごめん…


私、真君とは付き合えない。」


出てきたのは、思っているのと全く逆の言葉。


私、今うまく笑えているのかな…?


―――

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