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言葉で聞かせて

第11章 記憶


僕お風呂入ってないんだよね
臭うかな


僕が自分の体臭を気にしていると、敦史を見ていた千秋さんの視線が僕の方に向いていることに気がついた


見てる
嬉しい


その視線を見たら自分の体臭なんていいや、と気にならなくなって千秋さんに覆いかぶさった


顔中の至る所にキスをして最後に唇を啄むようにキスをする

はふ、と息を漏らす千秋さんがとても色っぽい


僕は下に移動して首筋や、鎖骨にキスをする
擽ったいのか身をよじる千秋さんに、今度は敦史がキスをした


ねっとりとした濃厚なキス

それを見ながら僕は千秋さんの着ていたシャツのボタンを外していく


露わになったのは久しぶりの白い肌

そこに、赤い蕾


吸い寄せられるように口付けて軽く吸い上げる
ちゅ、という小さなリップ音と共に口を離すと千秋さんの身体が微かに揺れた


可愛い
可愛い


どうしよう


すごく可愛い


片手の指を自分の口に入れて唾液を絡ませる
そしてその手で自分が口付けた方と逆の胸の突起を弄った

多少滑りが加わって、小さなしこりのあるそこが厭らしく勃ち上がってくる

自分の顔の前にある方には舌の表面全体で擦った

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