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言葉で聞かせて

第13章 言葉で聞かせて


「千秋?どうした?」
「千秋さん?」


僕の意識が別の方に向いたのがわかったのか、1度敦史さんが動くのを止めて僕の様子を見た

悠史さんも、顔を覗き込んで心配してくれている


「……」


ちょっと、悔しいというか複雑?なんだけど
2人の方が経験豊富なわけだし

2人に聞いたらもしかして良い案が浮かぶかもしれない


僕はそう思って、恥ずかしい気持ちを抑えながら2人に聞いてみた


「あの……ぇ、えっちの時、3人で気持ちよくなる方法って何かないですか?」
「……は?」


最初に反応した敦史さんは何が言いたいんだと言いたげに声を裏返した

反応が遅かった悠史さんは僕か言いたいことをちゃんとわかってくれたみたいで、頭を撫でて微笑んでくれる


「千秋さん、千秋さんのナカに入れていなくても僕はちゃんと気持ちがいいですよ」


悠史さんの言葉に、後ろの敦史さんがそういうことか、と納得したような声を出した


「でも……その、入れられてる時、いっぱいいっぱいになっちゃって……待っている1人のほうにあんまり気が向かなくなっちゃうんです……」


しゅん、とこうべを垂れる僕に悠史さんは気遣わしげに接してくれる

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