
言葉で聞かせて
第13章 言葉で聞かせて
ぐいぐいと内壁を刺激されて、本当に「拡張」するように指を中で広げられる
冷たい空気の入る感触がすると身体全体が震えた
「ぁあ、ん……ふぁ、あむ、んん……ん、ぷは、」
悠史さんらしい丁寧な手つきの解し方も、少し手荒だけど確実に呼吸を奪っていく敦史さんのキスも
全部が僕の快感を引っ張り出して、身体から力が抜ける
ベッドと僕の身体の間に敦史さんが脚を入れてきて、膝を立てられた
下がっていたお尻を悠史さんのやりやすい位置まで上げてくれたみたいなんだけど
でも、それ……
僕の敏感なところに擦れて……
「っふ……ぅう、あ……ん、んぁあ……」
ぴくん、と身体が揺れてしまって敦史さんに鼻で笑われる
「千秋、こんなのでも感じてんのか?」
おらおら、と膝を揺すられると、膝で擦れるっていうのもあるけれど中に入っている悠史さんの指が思いもよらないところに当たって余計に気持ちいい
「や、め……っ、あぁ、ん……っぅく……」
長いことそうやって2人に責められて、最後にはもう全身が性感帯になってしまったんじゃないかってくらいにどこも気持ちよくなった
2人の大きい手で背中を撫でられるだけで感じるなんて……っ
僕これ、ちゃんと戻るよね?
