
言葉で聞かせて
第6章 休息?
敦史目線
「ヤバい感じがしたね」という悠史の言葉は翌日には効果を発揮した
「流星さん、聖夜さん、ご指名です」
「あぁ。悪いな、今日はここまで。ご馳走さん」
「えぇ〜?もう?早い〜」
「すみません。また是非指名してください。ご馳走様でした」
そうして席を立ち、次の客の元へ行くと
「あ……」
「………」
思わず俺が声を漏らしたのと裏腹に悠史は表情を崩すことなく微笑んでいる
おいおい
釘刺さってねえよ
普通に来てんじゃん
「指名どーも」
「先日ぶりです」
俺たちが席に着くと、女は穏やかに微笑んだ
「昨日ぶり」
昨日のラフな服装と打って変わって今日は随分綺麗に着飾っている
狙ってる奴のところに来るからか?
まぁ随分執着心の強いこって
俺の視線に気づいたその女がくす、と笑った
「どうせ敦史は私のこと覚えてないんでしょ?杉本菜摘です」
心の中を読むな
「俺のことここでその名前で呼ぶんじゃねぇよ」
「あ、ごめんなさい」
可愛い顔してやってくれんな
俺らがどうしてこの名前で呼ばせてるか考えりゃわかんだろ
舌打ちしかけてギリギリで止める
「流星不機嫌になっちゃった。ね?聖夜」
「そうですね?こら流星、お客様の前ですよ」
「ヤバい感じがしたね」という悠史の言葉は翌日には効果を発揮した
「流星さん、聖夜さん、ご指名です」
「あぁ。悪いな、今日はここまで。ご馳走さん」
「えぇ〜?もう?早い〜」
「すみません。また是非指名してください。ご馳走様でした」
そうして席を立ち、次の客の元へ行くと
「あ……」
「………」
思わず俺が声を漏らしたのと裏腹に悠史は表情を崩すことなく微笑んでいる
おいおい
釘刺さってねえよ
普通に来てんじゃん
「指名どーも」
「先日ぶりです」
俺たちが席に着くと、女は穏やかに微笑んだ
「昨日ぶり」
昨日のラフな服装と打って変わって今日は随分綺麗に着飾っている
狙ってる奴のところに来るからか?
まぁ随分執着心の強いこって
俺の視線に気づいたその女がくす、と笑った
「どうせ敦史は私のこと覚えてないんでしょ?杉本菜摘です」
心の中を読むな
「俺のことここでその名前で呼ぶんじゃねぇよ」
「あ、ごめんなさい」
可愛い顔してやってくれんな
俺らがどうしてこの名前で呼ばせてるか考えりゃわかんだろ
舌打ちしかけてギリギリで止める
「流星不機嫌になっちゃった。ね?聖夜」
「そうですね?こら流星、お客様の前ですよ」
