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蜘蛛と蝶〜囚われた蝶〜

第1章 囚われた蝶

初めての時は変な感覚で、気持ち悪いとさえ思っていたのに。今では、される度に甘い声が零れてしまう。



「俺の指で想像してみろよ」

「ふあッ……」



ビクン



具体的に何か言ったわけじゃないのに、身体が勝手に反応する。



「何も知らないくせに、身体は一人前だな。今締まった」



グチュグチュ……



卑猥な音と甘い声に満たされた部屋で、少年は妖しく笑う。



指をスルリと抜き、ペロリと少女の恥ずかしい蜜を舐めた。羞恥心で、アソコがまた濡れる。



「もうすぐチャイムが鳴る。終わりだ」



少年は知っていて、何事もなかったかのように、少女ひとりだけを残し部屋から出ていった。



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