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蜘蛛と蝶〜囚われた蝶〜

第4章 蜘蛛side

連れていかれた先は女の部屋。会社から近い場所に部屋を借りているらしく、移動距離も短い。



部屋についた瞬間、女がすすっと身体を密着させ、胸を押し付けてくる。



「嫌い、じゃないよね」

「女も同じだろ」



女を扉に押し付けるようにして、強引に唇を塞ぐ。



「んっ」



女が鳴く。



キスをしながら手をスカートの中に滑り込ませれば、既に濡れていた。



唇を離し、



蜜を女の唇にスッと塗ってやる。



「いつから感じてんの?」

「感じてない、って言ったら?」

「感じさせてやるよ」



妃奈の代わりにはならねえけど。



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