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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第16章 ニューフェイス

ナオトとソニアは格納庫を離れた


ソニアは念願の専用機に興奮を隠しきれていない様子だ


以前の部隊では数人が1つの機体を共有していたらしい


実験部隊ては通常軍よりもレポート提出が多いのと反復練習か多いのが玉にキズだが、それでも専用機は嬉しい限りだ


ソニアはそのまま訓練室に向かうとのことでエレベーターで分かれた


ナオトは貸与機のレポートがあるわけでもないので、少し手持ち無沙汰だ


戦闘経験はあるものの、正式に部隊に編入されてもいない現実を感じる


他の機体との連携プレイも数をこなさなければならない


ナオトは少し早めの夕食をとることにした


食堂に入ると先にシンシアが居た


食事をとりながらハンズィ隊長とハンセン艦長とで軽いミーティングをしているようだ


邪魔をしてはいけないとナオトは少し距離を保った


シンシアは事務作業をこなしたあと、上司たちとミーティング

きっと機体のレポートや、フォーメーションの企画などの業務もあるだろう


さらに新型機の訓練も行わなければならない



見た目はティーンエイジャーの少女のようだが、中身はしっかり仕事をこなしているオトナなんだな、


と改めて思った


結局、食堂では誰とも話すこともなくナオトは食事を終えた…


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