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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第3章 ~同期生マリコ~

「戦場では集中してるからいいんだけどな…、

俺たち突撃兵は帰還してからも休まることが出来ねぇよな

撃たれる仲間

墜ちる敵機

巻き込まれる地上の民間人…

たまんねぇよな…

でも慣れることも無い
記憶が増えていくだけだ

だから強くなれるんじゃねーか?
痛みを知るヤツほど退き際もわかってる
痛みを知らねーヤツはガンガンぶっこんでいきやがる…

まぁ、そういう意味ではシンシア曹長は特殊だな、ありゃあ…」

「…特・殊、…ですか」

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