浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第24章 ベトナム編〜半面の怪人〜
(19)
ウリのフリーゲンF3が後方から両肩のキャノン砲を連発し、弾幕を張るあいだ
各機が凄まじいスピードで敵機に迫る!
ローランドのフリーゲンF2は強化ブースターを活かし、移動要塞グールに牽引されたサイコ・クラングを引き剥がそうとする
ソニアとヨルグのフリーゲンF2も2機でクルクルと連携飛行をしながら長爪“サイスクロー”を牽制する
隊長機のハンズイのシュタームは猛スピードで4つ腕の“アースラ”機に斬りかかっていき、
後方ではラルフのフリーゲンF2が支援していく
コンビネーションをしながらサイコ・クラングを敵軍の鹵獲作戦を打破しようとするが
敵機は次々と移動要塞“グール”に隙きをみつけては帰還していく…
最後の1機が母艦に取り付いたタイミングでグールは海面ギリギリに低空させる
波しぶきを立たせ、ハンズイたちの攻撃をシャットアウトさせながら
全速離脱していってしまった……
「遅かったか……!
しかし、対峙もせずすぐに引き下がったな……」
「港の様子からして、何度かの戦闘はあったようですからね、すでに消耗していたんでしょうね」
副長ラルフが答える
「そうだな……、でも本来ならそのタイミングがベストだったな、こちらとしては…
すでに鹵獲されてしまっていたのでは、どちらにせよ間に合わなかったか…」
「サイコ・クラングが敵に渡ってしまいましたね……」
「仕方ないさ、……どちらにせよあの機体は誰でも動かせるわけでもない
彼らにとっても手荷物になるだけさ」
キュール・シュランクからの援軍部隊は今一歩間に合わなかった……
ウリのフリーゲンF3が後方から両肩のキャノン砲を連発し、弾幕を張るあいだ
各機が凄まじいスピードで敵機に迫る!
ローランドのフリーゲンF2は強化ブースターを活かし、移動要塞グールに牽引されたサイコ・クラングを引き剥がそうとする
ソニアとヨルグのフリーゲンF2も2機でクルクルと連携飛行をしながら長爪“サイスクロー”を牽制する
隊長機のハンズイのシュタームは猛スピードで4つ腕の“アースラ”機に斬りかかっていき、
後方ではラルフのフリーゲンF2が支援していく
コンビネーションをしながらサイコ・クラングを敵軍の鹵獲作戦を打破しようとするが
敵機は次々と移動要塞“グール”に隙きをみつけては帰還していく…
最後の1機が母艦に取り付いたタイミングでグールは海面ギリギリに低空させる
波しぶきを立たせ、ハンズイたちの攻撃をシャットアウトさせながら
全速離脱していってしまった……
「遅かったか……!
しかし、対峙もせずすぐに引き下がったな……」
「港の様子からして、何度かの戦闘はあったようですからね、すでに消耗していたんでしょうね」
副長ラルフが答える
「そうだな……、でも本来ならそのタイミングがベストだったな、こちらとしては…
すでに鹵獲されてしまっていたのでは、どちらにせよ間に合わなかったか…」
「サイコ・クラングが敵に渡ってしまいましたね……」
「仕方ないさ、……どちらにせよあの機体は誰でも動かせるわけでもない
彼らにとっても手荷物になるだけさ」
キュール・シュランクからの援軍部隊は今一歩間に合わなかった……