浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第6章 ~演習~
ハンズィ隊のメンバーは4人
みな和気あいあいと話しかけてきた
「キミがあのハイブリッド機に乗るのかい?」
「ヴァルキューレと同じ推進力なんて耐えれるのか?」
「空の女神は恐ろしいか?」
なんとも気の抜けた質問ばかりだったが、ナオトは囲まれて食事をするのが地上基地のような懐かしさを感じた
そういえば食堂の席に着くのは久しぶりだ
最近はシンシア隊長の食事の補助しながら、自分も隣で食べていたからな
もうだいぶ痺れもとれたといって、補助を受けていると年寄りの気分になるからなと自分で手首をぐるぐる廻していた
「じゃあな、ラッキーボーイ」
食事が終わるとあっさり解散となった
このまま自室に戻っても孤独を感じるだけだ、そうだ!明日の同期演習の連絡を隊長にしておこうか…
ナオトは自室とは違う通路を歩いていった
「失礼します!」
医務室のベッドがずらりと並んだ部屋でナオトはシンシアのブースのカーテンをくぐった
「遅いッ!」
「え?食事まだだったんですかッ」
「いつもお前がフォローしていたじゃないかッ」
「昨日はもうフォローは要らないって言ってたじゃないんですか?」
「…なんだ…お前、もう食事を済ませたのか」
「…」
「なら、構わん!今日は報告はいらん、明日の訓練に備えろッ!」
…あれ?
なんか、ちょっと、怒ってる?
ナオトも少しイライラしてしまった
「せっかくなんで…補助だけしていきますよ…、はいア~ン」
「…」
「…要らないんですか?」
「子供に食べさせるような掛け声は不愉快だ」
「…」
シンシアはムスッとしたまま口を開けた
みな和気あいあいと話しかけてきた
「キミがあのハイブリッド機に乗るのかい?」
「ヴァルキューレと同じ推進力なんて耐えれるのか?」
「空の女神は恐ろしいか?」
なんとも気の抜けた質問ばかりだったが、ナオトは囲まれて食事をするのが地上基地のような懐かしさを感じた
そういえば食堂の席に着くのは久しぶりだ
最近はシンシア隊長の食事の補助しながら、自分も隣で食べていたからな
もうだいぶ痺れもとれたといって、補助を受けていると年寄りの気分になるからなと自分で手首をぐるぐる廻していた
「じゃあな、ラッキーボーイ」
食事が終わるとあっさり解散となった
このまま自室に戻っても孤独を感じるだけだ、そうだ!明日の同期演習の連絡を隊長にしておこうか…
ナオトは自室とは違う通路を歩いていった
「失礼します!」
医務室のベッドがずらりと並んだ部屋でナオトはシンシアのブースのカーテンをくぐった
「遅いッ!」
「え?食事まだだったんですかッ」
「いつもお前がフォローしていたじゃないかッ」
「昨日はもうフォローは要らないって言ってたじゃないんですか?」
「…なんだ…お前、もう食事を済ませたのか」
「…」
「なら、構わん!今日は報告はいらん、明日の訓練に備えろッ!」
…あれ?
なんか、ちょっと、怒ってる?
ナオトも少しイライラしてしまった
「せっかくなんで…補助だけしていきますよ…、はいア~ン」
「…」
「…要らないんですか?」
「子供に食べさせるような掛け声は不愉快だ」
「…」
シンシアはムスッとしたまま口を開けた