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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第1章 ~接触~

ノイズ混じりに通信が入る

「おお~、こりゃだいぶやられてやがんな」

「聞こえるか、〈クラング〉のパイロット、応答しろ」

周波数を合わせナオトはか細い声で応答した

「こちらは南太平洋ベースガード隊、ナオト・サカモト候補生…、あなたたちは味方か?」

「南太平洋の?よく生き残っていたな!」

「安心しろ、お前はラッキーだぞ、空の女神に感謝しな!」

2機に両側を掴まれ固定された

そして正面に赤い隊長機が接触し、4機円陣を組む

隊長機のキャノピーが開くと、中からパイロットが現れた

「…女性?」

こちらもキャノピーを開けるが突然の風圧にナオトは遂に意識を失ってしまった…

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