浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第33章 スペースコロニー
(22)
車列が通り過ぎて数刻、エリーの言った通りすぐに停電は改善された
エリーはまだ外の様子をうかがっている
押さえられていたナオトは目の前のエリーの裸を前にして慌てていた
「き、昨日……ボクたちが跡をつけられてたんですかね?」
動揺しながらナオトは目の前のふくよかなエリーの身体から視線が外せない……
豊かな胸のふくらみ、がっちりとしたたくましい二の腕は普段の牧場での生活の賜物であろう
大きく横に張り出した腰つきもしっかりとした体格だ
レスリングの選手のようだな、とナオトは思った
止まっていたシャワーも正常に噴き出し、電気が完全に復旧したようだ
まるで車列に合わせたかのように意図的に…
エリーはナオトの視線に気付きつつも再び熱いシャワーを浴び直していた
エリーのヌードに呆けていたナオトだったが、はっ!と気付いてそそくさとバスルームから出て行った
ナオトの背中からはエリーの高笑い声が聞こえてきた
エリーとナオトはテーブルについて、熱い紅茶を飲みながら談笑していた
「嫁さんの綺麗な若々しいヌードでなくて悪かったね」
「いえ、思わず見惚れてしまいました」
そこへシンシアがようやく帰宅した
「帰りのバスが緊急メンテナンスとかで全面停止になっていてすぐに帰れなかったんだ」
「こっちも大変だったよ」
とナオトが答えるとエリーは爆笑した
この日、ロンデニオンでは地球連邦政府とネオ・ジオンの間で何度目かの会合が行われていたのだった
そしてその後ネオ・ジオンはロンデニオンと同じサイド1に属するコロニー、スウィートウォーター制圧作戦を開始した……
車列が通り過ぎて数刻、エリーの言った通りすぐに停電は改善された
エリーはまだ外の様子をうかがっている
押さえられていたナオトは目の前のエリーの裸を前にして慌てていた
「き、昨日……ボクたちが跡をつけられてたんですかね?」
動揺しながらナオトは目の前のふくよかなエリーの身体から視線が外せない……
豊かな胸のふくらみ、がっちりとしたたくましい二の腕は普段の牧場での生活の賜物であろう
大きく横に張り出した腰つきもしっかりとした体格だ
レスリングの選手のようだな、とナオトは思った
止まっていたシャワーも正常に噴き出し、電気が完全に復旧したようだ
まるで車列に合わせたかのように意図的に…
エリーはナオトの視線に気付きつつも再び熱いシャワーを浴び直していた
エリーのヌードに呆けていたナオトだったが、はっ!と気付いてそそくさとバスルームから出て行った
ナオトの背中からはエリーの高笑い声が聞こえてきた
エリーとナオトはテーブルについて、熱い紅茶を飲みながら談笑していた
「嫁さんの綺麗な若々しいヌードでなくて悪かったね」
「いえ、思わず見惚れてしまいました」
そこへシンシアがようやく帰宅した
「帰りのバスが緊急メンテナンスとかで全面停止になっていてすぐに帰れなかったんだ」
「こっちも大変だったよ」
とナオトが答えるとエリーは爆笑した
この日、ロンデニオンでは地球連邦政府とネオ・ジオンの間で何度目かの会合が行われていたのだった
そしてその後ネオ・ジオンはロンデニオンと同じサイド1に属するコロニー、スウィートウォーター制圧作戦を開始した……