浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第34章 25バンチの亡霊
(14)
ナオトの駆る航宙機〈シュテルン〉は宇宙空間用の戦闘機だ
外見は航空機と似たフォルムだが空気抵抗が無いため背面に巨大なビーム・キャノンを搭載していた
翼に取り付けられた小型の質量ミサイル、
そして前面下部に取り付けられたガトリングガンで敵を牽制しつつ、ビーム・キャノンで敵にダメージを与えていく
「敵の攻撃は直線的だ!各機で囲むんだ!」
円を描くように周りを囲み、各機が攻撃をしていく
しかし!
ビグロ・ヴァール前面のビーム砲は凄まじい威力だ!
直撃を受けなくても、次々と僚機が離脱していく
「取り囲んでも、近づけない!」
ナオトは焦りを感じた…
直撃は〈死〉を意味する
いくら相手が自動制御のシステムマシーンとは言え、これではいつか死者が出てしまう!
せめて懐に入り込み、近距離からの攻撃が出来れば……!
離脱していく僚機
段々と敵を取り囲む輪が作れなくなっていく!
そのとき
コロニーの外壁沿いに猛スピードで接近してくる機体
ジム・トレーナー・セカンドが一機
しかし、そのスピードは…
背中のバックパックを換装させ、巨大なランドセルを背負った特殊仕様のようだ
「ナオト!先に攻撃を始めてヤツを牽制しろ!
お前がオトリになれ!」
「その声、シモンズ教官ッ!?」
パワーブースターを装着したジム・トレーナー・セカンドはまっすぐ上昇してきた
「よし、こっちだ!」
ナオトはシモンズ機を死角に入れながら、自らが派手な動きでビグロ・ヴァールの矢面に立った!
他の機体を追っていたビグロ・ヴァールもさすがにこちらに反応してくる
急旋回して、猛スピードでこちらの動きに合わせてくる
ナオトは翼の質量ミサイルを放ちながら、近づく敵機にガトリングガンの弾幕を張りながら、キリモミ状態で旋回していく!
そのスキに友軍機のモビルスーツ部隊と航宙機たちが援護の弾幕を張る!
追撃するビグロ・ヴァール!
あっという間にナオトのシュテルンは後ろを付かれた!
迫る巨大な爪!
凄まじいスピードにナオトはギリギリのコントロールでかわした!
しかし2度目は無い!
目の前にクローの付け根からビーム砲が光る!
かわせない!!
ナオトの駆る航宙機〈シュテルン〉は宇宙空間用の戦闘機だ
外見は航空機と似たフォルムだが空気抵抗が無いため背面に巨大なビーム・キャノンを搭載していた
翼に取り付けられた小型の質量ミサイル、
そして前面下部に取り付けられたガトリングガンで敵を牽制しつつ、ビーム・キャノンで敵にダメージを与えていく
「敵の攻撃は直線的だ!各機で囲むんだ!」
円を描くように周りを囲み、各機が攻撃をしていく
しかし!
ビグロ・ヴァール前面のビーム砲は凄まじい威力だ!
直撃を受けなくても、次々と僚機が離脱していく
「取り囲んでも、近づけない!」
ナオトは焦りを感じた…
直撃は〈死〉を意味する
いくら相手が自動制御のシステムマシーンとは言え、これではいつか死者が出てしまう!
せめて懐に入り込み、近距離からの攻撃が出来れば……!
離脱していく僚機
段々と敵を取り囲む輪が作れなくなっていく!
そのとき
コロニーの外壁沿いに猛スピードで接近してくる機体
ジム・トレーナー・セカンドが一機
しかし、そのスピードは…
背中のバックパックを換装させ、巨大なランドセルを背負った特殊仕様のようだ
「ナオト!先に攻撃を始めてヤツを牽制しろ!
お前がオトリになれ!」
「その声、シモンズ教官ッ!?」
パワーブースターを装着したジム・トレーナー・セカンドはまっすぐ上昇してきた
「よし、こっちだ!」
ナオトはシモンズ機を死角に入れながら、自らが派手な動きでビグロ・ヴァールの矢面に立った!
他の機体を追っていたビグロ・ヴァールもさすがにこちらに反応してくる
急旋回して、猛スピードでこちらの動きに合わせてくる
ナオトは翼の質量ミサイルを放ちながら、近づく敵機にガトリングガンの弾幕を張りながら、キリモミ状態で旋回していく!
そのスキに友軍機のモビルスーツ部隊と航宙機たちが援護の弾幕を張る!
追撃するビグロ・ヴァール!
あっという間にナオトのシュテルンは後ろを付かれた!
迫る巨大な爪!
凄まじいスピードにナオトはギリギリのコントロールでかわした!
しかし2度目は無い!
目の前にクローの付け根からビーム砲が光る!
かわせない!!