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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第36章 アナハイム・エレクトロニクス〜月の死の商社〜

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ナオトとシンシアが月面基地〈グラナダ〉を離れてから少し遠い宙域、小惑星〈ルナツー〉に連邦軍の軍事拠点があった


新生ネオ・ジオンの戦艦ムサカが近付き、ロンデニオンでの和平交渉に伴い武装解除が行われていようとしていた


形式だけの封印をするだけの簡単な作業の筈だったが、新生ネオ・ジオン軍は秘密工作員を裏からまわしルナツーの基地に眠っている、古い核パルスエンジンを強奪した


大きな戦闘も起こらず、ちょっとした小競り合いだけでルナツーは簡単に落城してしまった!



こうして新生ネオ・ジオンは〈スウィートウォーター〉コロニー、小惑星〈アクシズ〉、小惑星〈ルナツー〉と勢力を広げていくのだった…



強奪された核パルスエンジンは古いながらもしっかりと働き、ルナツーからアクシズへ運ばれる


推力を得た小惑星〈アクシズ〉はかつての荒ぶる武者のように息を取り戻し、地球圏へと移動していく…



〈地球寒冷化作戦〉の第二弾が始まろうとしていた…



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