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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第41章 最終決戦 〜②爆誕!サイコ・クラング mark2〜

(3)

「やっぱりアキラが同乗したときは戦果が違うな…、なんなんだろうな?


 ソニアだけでなくアンジェラのときも同じような結果だったし、アキラそのものが何かの触媒のような効果があるみたいだ


 …というより、〈プロトタイプ・サイコフレーム〉がアキラに反応しているんじゃないかなぁ?」


シミュレーションルームのオペレーター、リトケが首をかしげた

ソニアも眉をひそめて応える


「そうね、私も搭乗していてわかるわ、

 後ろに眼がついたみたいだもの!」


「ふむ、むかし連邦軍のエースパイロットが“もっと後ろに目を付けろ”とか言ってたらしいが、コレのことなのかもな…

 てっきり噂話だと思っていたが…」


「私はニュータイプでも強化人間でも無いけどね! アキラも地球から出たこと無いって言ってたし…」


「アレじゃないか? ニューホンコンの街でサイコ・クラングと戦ってたとき、空に緑色の光りの帯が見えたじゃないか?

 あの光りって〈サイコフレーム〉の数値が跳ね上がってたんだよ…、あれからじゃないか?」



「サイコフレームか…、私たちにとって本当に有利なモノなのかどうか…」



「お前さんが弱音を吐くなよ、俺たちはソニアに期待してるんだぜ」



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