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ホットミルク

第4章 いいなり


拓人先生はそのまま私の震える唇にキスを落とし




首もとを噛んだ

「痛ッ!せ…んせ⁈何して…」

「俺のっていう印。キスマーク付けといた」

満足気に先生の口角があがる



先生の髪から
甘いラズベリーの匂いがして

鼻に絡みついて嫌だった




メガネの奥のひとみが私を惑わす


これは夢なんだ…



自分にそう言い聞かせた

でもそんな儚い望みも



4時間目の終わりのチャイムで打ち崩かれた





「俺の命令には絶対に服従しろよ?ア.イ.カちゃん?w」


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