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幼なじみと○○

第3章 ふたりきりで。

「適当に座って!」

綾はテーブルの前に座った。

俺はテーブルを挟んで綾の前に座る。

「それじゃ勉強しよ!」

「…そうだな」

「?」

先ほどから思っていたのだが、綾がいつもより口数が少ない。

本当は嫌だったのではないだろうか。

一度そう考えだすと目頭が熱くなった。
    
「ハル?」

「…綾、本当は俺に勉強教えるの嫌だった?」

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