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暗闇で恋しましょう

第2章 唯一の

それがひぃちゃんの服と知っているからか何なのか、特に口を開かない水上さん。


ここに来た時は、裸の私を見てあんなに慌てていたのに。



「でもね、お風呂場でシたらこれ、濡れちゃうでしょ?そうすると匂いも落ちちゃう。それじゃ、本末転倒だって思ってね」



じっと水上さんの瞳を捉えたまま、水上さんの手を取ってそのまま自分の胸に誘導する。


その時、水上さんの長い指が突起に掠み、熱い息が漏れた。



「はぁ.....ん....ね....水上さん....どうしたら、いいと、思う.....?」



こてんと小首を傾げれば、男の顔、それがふと緩んだ気がした。


水上さんは体を起こし、胸から手は離さぬまま、もう片方の手で私の頭を撫でた。



「回りくどいね。言えばいいのに。“イかせて”って」

「イかせてほしいわけじゃないもーん。どうしたらいいか分かんないだけだもーん」

「へー?」



水上さんの顔に、不敵な笑みが浮かぶ。


そこにはもう優しい雰囲気はなく、今までのお返しと言わんばかり、私の突起に爪が立てられた。



「んぁ....」

「じゃあ、教えてあげる。どうせ風呂場でシろって言ったのあいつだろ?そいつがいないんだから、そんな約束守らずここでシちゃえばいい」



そう言うのに、水上さんの突起を弄る指は止まらず。

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