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暗闇で恋しましょう

第25章 救われたんだ③

それでも、甘夏と男の交流は途切れることはなく。


男が高校も3年になれば、甘夏にはいい人ができていて。


不器用ながらも、2人とも幸せそうで。


男は男で、しっかり将来を見据え、あんなに嫌だった家を継ぐなんてことも視野に入れ始めた。


本当に、みんな幸せで順風満帆って感じだったんだよ。


あんなことが、起こるまではーーーー
































「………………………う」






「…………………しゃ………う」











「……………副社長!!」



不意に呼ばれた自分の役職に、びくりと身体を揺らす。



「お疲れなのはごもっともですが、もう昼休みは終わりました。業務をしていただかないと」


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