暗闇で恋しましょう
第28章 俺とあいつとそしてーー……
「理由は、その、昨日の答えにも繋がるから、まだ……っていうかお前、俺の話2度目だろうよ。内容知ってるなら、意外性、なくないか?」
「いや!あれは第3者の水上さんの口からだったし、ひぃちゃんからってのが、じゅう……………よ……………?」
………………あれ?
今、ひぃちゃん、なんて言った?
“2度目”って言った?
なんで、ひぃちゃん、私が知ってることを、知ってるの………?
「………やっぱりか。俺が遊園地ドタキャンした日かその前の出来事だろ。それ」
私のおでこを人差し指で、とんっとするひぃちゃん。
“やっぱり”ということは、今まで、不確かなだった、ということ。
それが今確かになったのだ。