
暗闇で恋しましょう
第5章 眠れぬ夜は
だから、私もまた顔を逸らそうとする。
しかし、その行動は、ぱちっという音と共に照らされた手元を気にしたが為に止まってしまう。
止まったが最後、照らしている源が気になるわけで。
見たら負け、と思うももう好奇心は止まらない。
ひぃちゃんは断固として見ない姿勢を取りつつ、視線だけ動かせば、そこにはスタンドランプ。
この家に、こんなものあったんだ....と、素直に感心。
ほーっとじっくり見ていれば、耳に入る違う音。
しゃっしゃっしゃ、と小刻みな耳障りのいい音。
もちろん、気になる訳で。
気になっちゃうなら、見ちゃえ見ちゃえ精神。
今度は、顔ごとそちらに向ける。
見えたのは、トランプを混ぜるひぃちゃんの手。
手とは言え、ひぃちゃんを見てしまった、というよりトランプの存在自体に驚いた私。
「.....トランプなんて、あったんだ」
思わずぽそりと呟く。
それに続くように、俺もと返され頭に浮かぶ?マーク。
「??さっきって、これを探してたんじゃないの?」
「いや」
「??じゃあ、何を探してたの?」
「特別何も」
どれを取っても曖昧なそれに、寝惚けているのかと思う程。
だけど、トランプを切ったりするその手は鮮やかに動いていて。
しかし、その行動は、ぱちっという音と共に照らされた手元を気にしたが為に止まってしまう。
止まったが最後、照らしている源が気になるわけで。
見たら負け、と思うももう好奇心は止まらない。
ひぃちゃんは断固として見ない姿勢を取りつつ、視線だけ動かせば、そこにはスタンドランプ。
この家に、こんなものあったんだ....と、素直に感心。
ほーっとじっくり見ていれば、耳に入る違う音。
しゃっしゃっしゃ、と小刻みな耳障りのいい音。
もちろん、気になる訳で。
気になっちゃうなら、見ちゃえ見ちゃえ精神。
今度は、顔ごとそちらに向ける。
見えたのは、トランプを混ぜるひぃちゃんの手。
手とは言え、ひぃちゃんを見てしまった、というよりトランプの存在自体に驚いた私。
「.....トランプなんて、あったんだ」
思わずぽそりと呟く。
それに続くように、俺もと返され頭に浮かぶ?マーク。
「??さっきって、これを探してたんじゃないの?」
「いや」
「??じゃあ、何を探してたの?」
「特別何も」
どれを取っても曖昧なそれに、寝惚けているのかと思う程。
だけど、トランプを切ったりするその手は鮮やかに動いていて。
