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暗闇で恋しましょう

第34章 これからも…………なんて

いや、ここはあったとして、それが浅ましいとか下品とかの思いだったら、軽く死ねる。



「?きょ」

「ひ、ぃちゃんが上がったなら次、私、入ろうかなぁ………」



悟られるも悟られまいも、兎にも角にも、色気MAXのひぃちゃんといるこの空間は心臓に非常に悪い。


ここは逃げるが勝ち。


ついでに水でも浴びて、気持ちも入替えるべし。


いそいそとひぃちゃんを視界に入れぬよう、バスに逃げようとする私。


その腕を、ひぃちゃんに、掴まれた。



「な、な、な、なに?」

「いや、お前、先に浴びたろうよ。シャワー」



…………そういえば、そうだった。


さっきからやけに肌がスースーすると思ってたんですよ。

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