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暗闇で恋しましょう

第1章 私と貴方の関係性

もっと想像の糧になるような刺激的なことを、ひぃちゃんがしてくれるなら、その行為は別に必要ないのだけれど。


どうせしてくれないと口を開く。



「ひぃちゃん、手、離してよ」

「......なんで」

「触りたいから」

「どこで」

「ここで」

「なんで!」

「ひぃちゃんが見てるから!」



いえーいとテンション良く、リズムに乗って答えて見せたが、ひぃちゃんの顔は私とは正反対。


確実に疲れ切っていた。



「....なんでそう、リズミカルにテンション高く答える」

「ひぃちゃんだって、自分で触るでしょ?それと一緒だよ」

「俺はマスターベーションをとやかく言ってるんじゃないんだよ。人前でスることに対して、どうなんだって言ってんの」



ひぃちゃんからの卑猥な言葉に、またも熱は上がる、と同時。


だんだん説教臭くなるひぃちゃんの言葉に、ムカムカが溜まり始める。


なんでこんなにとやかく言われなきゃいけないのだろう。


それに、もう少し、照れるとか慌てるとか反応してくれてもいいのに.....


呆れる、とか、疲れる、とか......



ギロリ



「とにかく、早く自分の服に....」



最後まで言い切る前に、ひぃちゃんの顔がゲッと歪んだのが分かった。


私が睨みを効かせて、ムスッとしてるのに気付いたのだろう。

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