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暗闇で恋しましょう

第7章 酔っぱらいの戯言(=本音)

エロい方向に持っていこうとするのは私だろうけど、それを促進しているのは水上さんだ。



「で?」



挙句の果てに拭った指を舐めていらっしゃるではないか。


無自覚にしろなんにしろ、誘ってると錯覚起こしても無理ないのでは?


酔っているせいで回らない頭を一生懸命動かし、なんとかそこまで考えを及ばせる。



「杏ちゃん、俺のこと好きなんだ?」

「うん。好き。好きだよ。だから、シよ....?」



まあ、なんにしろ、体が再燃したのは言うまでもない。


するりと水上さんの首に自分の腕を巻き付け、顔を超接近。



「........」



この間、何を思ってるか私よく知ってる。



“人の話、真面目に聞いて”



そんなとこ。


でも、お話はもう飽きてしまった。


早く触って欲しくて身体が疼いている。



「....じゃあさ」

「んー?」

「.....俺でも良くない?」



にこりと笑顔を向けられ、ぽかーんとする。


酔っている頭ではよく理解が



「“酔っている頭ではよく理解ができない”なら、はっきり言ってあげる」



「杏ちゃんのその飛翠への“好き”」




「俺に向けてくれても、良いんじゃない?」



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