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肉食系な彼氏。

第2章 学校に迷い込んだ狼

「榊原先輩、
どうしたんですか?」

「あのね!」


ゴソゴソとポケットを探る先輩


「これ!
この前貸してくれたハンカチ」

「あぁ!あの時の!
そんないいのに…わざわざ
ありがとうございます」


ペコッと軽いお辞儀をする


「めっちゃ探したんだよ~
あの時クラス
聞きそびれちゃったから
1クラスずつ聞いてまわってさ~」


小麦色の肌に不釣り合いな
白い歯を見せはにかむ先輩


「あぁそうなんですか
ごめんなさい!」

「うぅん!いいよいいよ
じゃ、またね♪」


手をヒラヒラさせながら
教室を出てく先輩を見送る


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