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肉食系な彼氏。

第5章 小さな羊と狼さん

「ねぇ、美桜ちゃん。」

「ん?なあに?」


しばらく広がる景色に見とれていると
奏くんが真剣な様子で
あたしの目をじっと見つめ
口を開いた


「僕、美桜ちゃんが大好き。
僕、大きくなったら美桜ちゃんと結婚する」


言い終わったと同時に
照れくさくなったのかうつむき顔を上げない奏くん


「うん、いいよ、約束だね。」


答えは決まっていた

小さいながらも
両思いであることを嬉しく、
恥ずかしく思った。



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