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斉藤太一です

第3章 大人って・・・つまらないね

それから
君は

あの変なコンビニに
現れなくなったよね



会社の帰りに
必ず
コンビニの前を通ったけど


君は



いなかった






僕は
自分の頭が
おかしくなったのかなって
思ったんだよ



君を
おぶったのも


君の
びしょぬれの服を
着換えさせたことも


君を
看病して
眠れなかったことも



君の

綺麗な

寝顔のことも






全部






僕の妄想だったのかなって・・・





思ったりしたんだ










だって


君は

突然僕の前から

消えてしまったんだから


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