斉藤太一です
第3章 大人って・・・つまらないね
親子丼を
食べ終わると
君は
僕の部屋を
見まわして
こんなことを
言ったね
「ねぇ・・・・
・・・大人って楽しい?」
「・・ど・・どうかな・・」
「斉藤太一さんは毎日楽しい?」
心臓が
飛び出しそうになったよ
僕の名前
覚えていたの?
あんなに
意識が朦朧としていたのに
君は
僕の名前をしっかり
覚えていたんだ
そしたら
急に恥ずかしくなって
君を
おぶったことも
裸にさせたて
着換えさせたことも
全部
全部
覚えてるのかも
そう思ったら
耳が熱くなったんだ
それで
僕の返事が
遅れてしまったら
君がまた
名前を呼んだんだよね
「ねぇ
斉藤太一さん」
「・・あ、はい」
「楽しい?」
「・・・僕は・・・
あまり
楽しいとは思わないよ」
「大人って・・・つまらないね」
そうかもしれないね
実際
僕は
つまらない時間を
過ごしていたし
そんなことないよと
君に言えるようなことは
なにひとつ
なかったんだ
食べ終わると
君は
僕の部屋を
見まわして
こんなことを
言ったね
「ねぇ・・・・
・・・大人って楽しい?」
「・・ど・・どうかな・・」
「斉藤太一さんは毎日楽しい?」
心臓が
飛び出しそうになったよ
僕の名前
覚えていたの?
あんなに
意識が朦朧としていたのに
君は
僕の名前をしっかり
覚えていたんだ
そしたら
急に恥ずかしくなって
君を
おぶったことも
裸にさせたて
着換えさせたことも
全部
全部
覚えてるのかも
そう思ったら
耳が熱くなったんだ
それで
僕の返事が
遅れてしまったら
君がまた
名前を呼んだんだよね
「ねぇ
斉藤太一さん」
「・・あ、はい」
「楽しい?」
「・・・僕は・・・
あまり
楽しいとは思わないよ」
「大人って・・・つまらないね」
そうかもしれないね
実際
僕は
つまらない時間を
過ごしていたし
そんなことないよと
君に言えるようなことは
なにひとつ
なかったんだ