テキストサイズ

第11章 最後の夜



結衣「まさか桃子ちゃんがあんな酒豪だ
ったとは…」


人は見かけによらない

そんなことわざが世の中にはあるけど
かわいい顔して酒豪の桃子には
ピッタリだった


結衣「温泉入ろう」


酔いを醒ます為
結衣は一人、温泉へ向かった


結衣「誰もいない、貸し切りだ!!」


遅い時間だからか
露天風呂には人の姿はなく
結衣一人、完全に貸し切り状態だった


結衣「あぁ~温ったまる」


顔や肩は冷たいのに
下はお湯に浸かっているから温かい

家風呂とは違う露天風呂特有の感覚に
結衣の体は芯から温ったまり
満たされていった


結衣「効能はお肌ツルツル、一日じゃあ
効果は出ないかな?」


独り言を喋りながら
お湯の感覚を確かめる結衣
遊んでるように見えるかもしれないが
これは仕事

だけどやっぱり気になるのが…


結衣「…本当に大きくなるのかな」


裏の効能
胸が大きくなるのか

記者としては信じてはいない
だけど一人のお客としては半信半疑で
というかちょっとだけ
期待していた


ストーリーメニュー

TOPTOPへ