嘘
第17章 物語の始まり
店員「ありがとうございました」
篤「…」
コンビニに立ち寄り
迷ったが会社へ戻る事にした篤
こんな時間だし仕事を終え帰ってるはず
そう思いながらも期待してる
バカな自分がいた
篤「…いるわけないのにな」
編集部は真っ暗
仕事を終えもう帰ったらしい
寂しいような少しホッとしたような…
だけど会社に戻ったし
資料の準備だけしようと電気をつけた
その時…
篤「…!!」
結衣「…」
彼女がいた
いたというか寝ていた
どうやら作業中に眠ってしまったようで
彼女のディスクには写真や資料が
散乱していた
篤「…自分の仕事じゃないのに…お前…
なんでそんな頑張るんだよ」
結衣「…」
篤「あいつ…田口の事が好きなのか」
結衣「…」
篤「…そんなわけないか」