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第4章 同じベッドで



慶一郎「結衣…」

結衣「!!」


ベッドに押し倒され見慣れた天井が
視界に入った

あの日と同じように…


結衣「ぁ…慶ちゃ、待って…」

慶一郎「待てないよ」

結衣「お願い、ちょっと待って…」

慶一郎「だめ」

結衣「待っ…お願いだから…」

慶一郎「結衣?」

結衣「…」

慶一郎「結衣!?」

結衣「!!」

慶一郎「大丈夫か?震えてるけど」

結衣「あ、ごめんなさい…」

慶一郎「…」

結衣「…」


あの日の出来事
忘れたはずなのに体は覚えていた
あの日と同じベッド、思い出したくなく
ても
思い出してしまう

忘れたいのに忘れられない
トラウマだ


結衣「…」

慶一郎「今日はやめよう」

結衣「私なら平気だよ、大丈夫!!」

慶一郎「俺が平気じゃないの」

結衣「…」

慶一郎「言いにくいみたいだから詳しく
は聞かないけど…」

結衣「違うの!!そうじゃなくて」

慶一郎「…」

結衣「本当は…本当は私…」

慶一郎「結衣?」

結衣「…」


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