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第8章 黒い陰



アーティスト「今日はありがとう、あり
がとう」

結衣「…終わっちゃった」

篤「あぁ…」

結衣「…」


4時間にも及ぶ熱いライブは終了した
会場内は今も熱気に包まれ
盛り上がっていた


篤「家まで送るよ」

結衣「あっ大丈夫です、一人で帰れます
から」

篤「彼氏に怪しまれるか」

結衣「…すいません…先に出ますね」

篤「…」


篤を会場に残し先に出た結衣
だけどそこで…


結衣「…」

慶一郎「あれっ、結衣?」

結衣「!!」

慶一郎「やっぱり結衣だ、こんなところ
で何してるんだよ」

結衣「あっ…うんっ…」

慶一郎「?」


目の前に現れた慶一郎
まさかこんなところで会うとは…


慶一郎「今日残業じゃなかったの?」

結衣「それがね…」

篤「結衣」

結衣「!!」

慶一郎「篤さん?えっ何で…」

結衣「…」


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