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第4章 刻まれた腕

紫「俺、これから会議やから。一人で帰れる?送ったろうか?」





あっちゅーまに夕方になり、仕事と言う雛ちゃんとバイバイする時間に





青「大丈夫。彼氏が仕事終わったみたいやから迎え来てもらう」





紫「そうか。彼と仲良くやるんやで?」





青「うんっ!また連絡するなぁ」





雛ちゃんと別れて、僕は亮と待ち合わせ場所へ向かった




渋谷駅に向かうと、亮は携帯片手に僕を探してた





青「亮っ!」





黄「ヤス、遅い」





青「んぅ、友達とおしゃべりしてたぁ」





黄「男?」





僕の肩を抱いて歩き出す





青「兵庫時代の先輩。僕、大阪の進学校の中学通っとったからさ」





黄「え!?ヤス、めっちゃ頭ええのん?」





青「んー、分からなへんなぁ」





もう、何年もシャーペン握って勉強してへんから





黄「へー、俺、中学辞めたからなぁ!」





中学辞めたって…中学は義務教育やで、亮…

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