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第6章 一歩

以前、住んでた渋谷と離れたとこに僕はアパートを借りた





さすがにいつまでもヨコちょや雛ちゃんに頼ってられへんから





青「んしょっ」





二人の住むマンションから歩いて数分の距離





僕に溺愛しとって僕のことを”娘”や言うヨコちょが見つけたアパート





こんなに近くなくても…





東京にいたものの、この辺はきたことなかったし、変に遠かったら不安やからここでよかったかも





自分の荷物を運んで、片付ける





なんか、亮と暮らしてた頃を思い出す





実際半年もおらんかったかもしれんけど、僕にとって亮は今でも忘れられへん





大切な存在





青「亮…」





やけに重いダンボールを開けて一冊の雑誌を出す





あれから少し大人になった亮が写った雑誌





今はテレビでも観る位有名んなって、元気にしてて安心する





青「…会いたいよ」

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