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第6章 一歩

青「…久しぶりやな」




緑「何か言いました?」





青「んーん!何でもない!」





数年ぶりに訪れた渋谷の街





あの頃と何も変わらへん





緑「俺、行きたい店あるんやけど、行ってもええ?」





青「あ、ええよっ」





気がつけばお互いタメ口で友達なんか作る予定やなかったのにと思う





緑「ここ友達が教えてくれた古着屋やねん。なんかええもんいっぱい置いてあるらしいねん」





青「へぇ、大倉くんて古着も着るんや…」





緑「俺はそんな持ってへんよ」





そんな会話をしながら店内へ





店内は独特の雰囲気が流れてた





なんやろ…どっかで体験したことある…





「いらっしゃいませー」





店員さんは一人だけみたい





僕と大倉くんとそない年が変わらんであろう店員さん





明るくてホクロが特徴的





緑「あっははは!おもろいなぁ」





「あら、お客さんお上手なことっ」





店員さんの言うことに爆笑する大倉くん





僕は何がおもろいのかサッパリ分からん

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