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第8章 揺れる

青「あかんよ?学校行こう?」




緑「なぁ、ヤス」





青「何?」




僕に甘えて抱きつく大倉くん





緑「亮ちゃんと別れて俺と付き合わへん?ヤスに亮ちゃんは無理やと思う」





青「なんで?」





緑「亮ちゃん、今はまだ大丈夫かもしれんけど、そのうち束縛とか最悪暴力も…俺、亮ちゃんと小さい頃からの仲やからそういうことされとった子も知ってんねん」





青「ちゃう…亮はそんなんせぇへん」





緑「俺、ヤスのことが好きや」





青「ごめん…僕は亮が…」





あれ…?なんでやろ…





そのあとが出てこぉへん





特別嫌なことされたわけちゃう





毎日メールしてくれて、遅くなっても約束は絶対守ってくれる





悪いとこなんて、嫌いになるとこなんて、何一つないのに





僕は今、亮が好きって言えへん

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