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悪魔的ドクター

第7章 心配

今何が起きてる!?
限界って何!?



この数日の先生
どうしちゃったの?


ドキドキさせられっぱなしで
こっちが限界だからッッ



「えーッと…」



あ~…困った。

そんないきなり…
心の準備が出来てないから。



先生は
抱きついたまま離れないし
動かないし…



それになんだか…



「…重い」



なぜか徐々に体重が掛かり
重みを増す。


そしてついに
背中にあった先生の手は
だら~んと力無く離れ
更に重みが加わった。




まさか先生
気を失ってる?



「先生!?」



またも悪い方向に考えてしまったあたしは、もう止まらない。



半分泣きべそになりながら
抱きつかれたままの状態で
先生の肩を叩く。


だけど反応がない。

怖くて頭の中が白くなる。



「先生ッ、起きて!しっかりしてッッ!!」



思わず必死になり
声を掛け続けていると
耳元から『んー…』と
寝ぼけた声が聞こえてきた。


そしてそのすぐ後
『すーッ、すーッ』と
静かな息遣いが聞こえてくる。





もしかして先生…
寝てる?






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