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悪魔的ドクター

第8章 安息

あたしが作った料理が
先生の口に合ったみたいで
(お世辞かもしれないけど)
良かった、良かった。



先生とこうして
一緒に食事するのは
まだ2回目なんだよな…


ちょっと新婚生活みたいになってる気がするけど…


あくまであたしは
『先生の疲労回復』の為の料理な訳で。



勝手な勘違いはやめよう。




「そういえば、今日お仕事はお休みですか?」


コーヒーを注いだカップを先生に渡しながら、ふと疑問に思った事を尋ねた。



「あー。休み」



ほぉ、休みか。


ん?待てよ?


じゃあ今日は1日…


【 2 人 き り 】


なの!?




こっちに引っ越して来てから
1つ屋根の下
1日中2人きりでいた事なんてなかった。



それだけに
この場合はどうしたらいいのだろう…。



1人悩んでいると。



「ごちそうさま」



先生は食事が終わったらしく
お皿を数枚重ねて持ち
席を立った。





どうやら片付けてくれるらしい。






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