悪魔的ドクター
第8章 安息
それからは…
先生はソファでテレビ鑑賞。
一方あたしは…
キッチンでソワソワ…。
家事もすべて終わらせてしまったから、する事がない…。
今日は日曜日で大学も休みだし
先生と2人きりって
何をしてたらいいかわからず
唯一、家事だけが気まずさを忘れられる。
…のに。
終わった今
何をすればいいのか
どこにいればいいのか…
男の人と住むって
みんなこんな感じなのかなぁ?
もしかして
あたしだけだったりして…
「咲桜ちゃん?」
「はいッッ」
自分の世界に浸りつつあったあたしは、突然呼ばれて威勢のいい声を発した。
テレビを観ていたはずの先生は
いつの間にかあたしの方を向き
不思議そうな顔で見ている。
「どうした?そんな所でボーッとして」
「な、なんでもないですよッ」
「具合悪いなら言えな?」
お医者さんは
こういう時も体を気遣ってくれるんだね。
そんな先生を
具合悪くない時に心配掛けたら悪い。
「大丈夫です!」
だから
満面の笑みで答えたはずなのに…
先生は無言で立ち上がり
『医者』の表情をしながら
あたしの前まで歩いてきた…
先生はソファでテレビ鑑賞。
一方あたしは…
キッチンでソワソワ…。
家事もすべて終わらせてしまったから、する事がない…。
今日は日曜日で大学も休みだし
先生と2人きりって
何をしてたらいいかわからず
唯一、家事だけが気まずさを忘れられる。
…のに。
終わった今
何をすればいいのか
どこにいればいいのか…
男の人と住むって
みんなこんな感じなのかなぁ?
もしかして
あたしだけだったりして…
「咲桜ちゃん?」
「はいッッ」
自分の世界に浸りつつあったあたしは、突然呼ばれて威勢のいい声を発した。
テレビを観ていたはずの先生は
いつの間にかあたしの方を向き
不思議そうな顔で見ている。
「どうした?そんな所でボーッとして」
「な、なんでもないですよッ」
「具合悪いなら言えな?」
お医者さんは
こういう時も体を気遣ってくれるんだね。
そんな先生を
具合悪くない時に心配掛けたら悪い。
「大丈夫です!」
だから
満面の笑みで答えたはずなのに…
先生は無言で立ち上がり
『医者』の表情をしながら
あたしの前まで歩いてきた…