悪魔的ドクター
第2章 合コン
その夜…。
結局
強制的に合コン出席です。
居酒屋の1部屋を借り
女4人×男4人が
個室で密会…
ではなく、合同コンパ。
先に到着したあたし達。
他3人の友達は
黙々と鏡片手にメイクと髪型のチェック。
時折
『カッコいい人が来るといいな』とか
『やっぱお金持ってる人がいい』など聞こえてくる。
理想が高い…。
「今日のメンバーは、みんなエリートマンだよ。金持ちだし、美男ばっか!医者もいるからね~♪」
主催者の明里は
テンション高めで
自慢気に説明してくれた。
あたし的には
正直どっちでもいいんだけど…。
そんな会話をしていると
友達が店内に入ってくる数人の男性を見掛け、興奮しだす。
それが合図の様に
先程まで鏡と睨めっこしていた他の子達も、急いで化粧品等を鞄に戻し、男性陣の受け入れ準備をした。
「ゴメンお待たせ~」
男性4人が
あたし達の席へと近づき
いかなり馴れ馴れしく話掛けてきた。
「全然大丈夫です~♪」
女性陣はスイッチが入ったらしく瞳を輝かせながら挨拶を始める。
あたしも一応、挨拶くらいしないとな。
と思い男性達に顔を向けた。
するとー…
次の瞬間ビックリ。